「水質を改善する」会社が、消毒薬を使わない空間除菌装置を作りました。
先日、WHOがCOVID-19は空気感染する可能性が高いと発表しました。
また、噴霧や燻蒸による環境表面への消毒剤(塩素等)の日常的使用は推奨されないと警告しています。
弊社では、以前から水系感染症対策や水質浄化に光触媒を利用できないかと研究開発を進めてきました。
光触媒はダイオキシンすら分解する強い酸化力がある反面、効率の悪さなどから水質浄化への応用は難しいとされていました。それでも効率を良くする研究を重ねた結果、殺菌力に優れ、化学物質も分解できる水質浄化装置の製品化を果たせています。今回開発した装置は、その水質浄化技術を応用し、空気を殺菌して空間を循環させる光触媒空間除菌装置になります。
■光触媒による、池の水浄化実験
使い方は簡単。
設置したい場所に置いて、電源を入れるだけ。
正面のフィルターから、空気を吸い込み、上からきれいな空気を送り出します。
【「光触媒空間除菌装置(やすらぎの風)」の特長】
1.紫外線殺菌灯C波長と光触媒(TiO2)で空気を殺菌
強力な殺菌力を持つ紫外線C波長とその作用を増幅させる光触媒(TiO2)の作用で、密閉空間の空気を殺菌して、きれいな空気を室内に循環します。塩素などの薬剤を使用しないので安心してご利用いただけます。
■空気循環の様子
2.臭い物質や揮発性有機化合物も分解
光触媒は活性酸素の働きで触れた有機物は何でも分解する強い酸化力があります。ですが、接触反応なので触れたもの以外には反応しないため、安心してお使い頂けます。
3.優れた省エネルギー性能とランニングコスト
消費電力は僅か30W、1日24時間使用しても月の電気代は400円未満です。紫外線殺菌灯GL15の寿命は約6,000時間、概ね年に1回の交換で済みます(1,500~2,000円程度)。
「水質を改善する」会社が、空間除菌装置を作った理由
(代表・三小田)
まず、私たち株式会社ネイチャーについてご紹介します。
私たちは、福岡に拠点を置く水と環境のコンサルタント会社です。
2003年に独立する前から、30年以上水環境の調査や水生生物の分析を中心に活動をしてきました。
元々、ダムなどで発生する”あおこ”の対策を研究していたのですが、その中で光触媒の有機物分解能力にたどり着いたんです。
ダム全体の水質改善となると難しいですが、もう少し小規模であれば対応出来そうかなというところから、飲料水の水質改善について取り組みを始め、そして、水質浄化装置LIVEを作りました。
水質浄化装置LIVEの販売を本格的にスタートしようとしていたら、コロナ感染のニュースが飛び込むようになりました。
そこから、医療現場で多くの医療従事者が戦っている事を知りました。
ウィルスは見えない。感染していても、自覚症状が無い場合もある。
いつ感染するかも分からない。
そんな中、現場に立ってくださっている医療従事者の皆様の、力になれるのでは無いかと『やすらぎの風』を作りました。